GTOのなぜとExploite戦略が学べる「PLAY OPTIMAL POKER」レビュー

PLAY OPTIMAL POKER

ポーカーの洋書の中でもAmazonの評価がめっちゃ高かったので気になってた「PLAY OPTIMAL POKER」を読破しました。

これは超簡単に言うとGTOのなぜとGTO&Exploite戦略が学べる本です。

読んだ感想を一言で言うと、受験生のときに数学や物理が苦手だった私がめっちゃわかりやすい参考書を手に入れた時に近い感動を覚えました。

GTOをここまでわかりやすく解説してる本は他にないのではないか、と思います。
 

ってことで「PLAY OPTIMAL POKER」を読むことで学べること・読んだ感想を書きたいと思います。

PLAY OPTIMAL POKERから学べること

GTOの概念(なぜそうなるのか)

ポーカーのGTOに関するあらゆる本、ウェブ記事などで、たぶんこの本が一番わかりやすいのではないか、と感じました。

GTOの概念をわかりやすく解説した本には他にエド・ミラーの「ポーカー1%(日本語タイトル:ポーカーエリートの「公然の秘密」 頻度ベース戦略)」があります。
 

実は私は「PLAY OPTIMAL POKER」読む直前に「ポーカー1%」を読んだんですが、ポーカー1%の方がより初心者向けです。

「ポーカー1%」は本の中でGTOという言葉を一切使わずにGTOの概念を説明してるので。
 

でも「PLAY OPTIMAL POKER」の方がGTOの概念をかなり深いレベルで理解できて、なおかつ具体的にプレイに活かせるかという意味でこちらの方が実践には格段に役に立つと感じました。
 

「PLAY OPTIMAL POKER」は数式はほとんど使ってないし、ホールデムよりも単純な

  • AKQゲーム(デッキが3枚+アクションが1ストリートのみのゲーム)
  • A to 5ゲーム(デッキが10枚+アクションが1ストリートのみのゲーム)

 
を使ってなぜポーラライズレンジが有利なのかとか、なぜGTOではIPが~なアクションになるのかとか、OOPが不利になるのかとかを説明してます。

ゲームを単純化して考えることにより、なぜK(マージナルな強さのハンド)はチェックすべきで、Qでブラフすべきなのかが理論的に理解できます。
 

この解説は理屈で納得できないと先に進めないタイプの私には最高でした。

ポーラライズレンジ vs コンデンスドレンジについて

GTOではよくレンジをポーラライズさせるのが大事って言うけどなぜポーラライズすると強いのか、がAKQゲームを通してわかりやすく解説されてます。

またポーラライズレンジでベットするときの正しい思考法がわかります。

GTOをどう生かしてExploite戦略を立てるか

GTOは搾取されないプレイをするためのものですが、GTOから外れたプレイ=ミスプレイをする相手に対してExploiteプレイする際にも非常に役に立ちます。

相手がGTOから外れてるポイントを理解してどうエクスプロイトするのか。

その具体的な方法が「AKQゲーム」や「A to 5ゲーム」を通してわかります。

リバーベットについての具体的なGTO戦略とExploite戦略

GTOによるリバーベットのベット額とブラフ頻度や、ベット額とリバーベットのコール頻度の関係。

ここだけ数式が出てくるんですが、めっちゃ簡単です。

ベット額とブラフ頻度

BET/(BET+POT)

ハーフポットなら

1/1+2=1/3

バリュー:ブラフ比率=3:1

ポットベットなら

1/1+1=1/2

バリュー:ブラフ比率=2:1
 

ベット額とコール頻度

1-BET/(BET+POT)

ハーフポットなら

1-1/1+2=2/3=67%

ポットベットなら

1/1+1=1/2=50%
 

GTOめっちゃコールしますね。

で、GTOよりも外れた相手に対してどうExploiteするのかも教えてくれます。

ライブプレイヤーによくあるミスに漬け込む具体的なExploite戦略

最後にライブプレイヤーによくある

  • ブラフしなさすぎ
  • ブラフキャッチしなさすぎ
  • ルースコールしすぎ
  • フォールドしすぎ
  • バリューベット打たなすぎ

 
などのミスをするプレイヤーへのExploite戦略を教えてくれます。

これは読めば今すぐ使えるものですが、なぜそうなのか、理屈で理解できるように教えてくれるので自分で考えてエクスプロイトすることもできるようになると思います。

「PLAY OPTIMAL POKER」はGTOを誰でも理解できるよう最高にわかりやすく解説した本

GTOの書籍はたくさん出版されてますが、正直言って難しい!

数学苦手な人は数式が出てきたらアレルギーが出て拒否反応を起こしてしまう人も多いんじゃないかと思います。

しかし「PLAY OPTIMAL POKER」はGTOを単純化して誰にでも理解できるようにめっちゃわかりやすく解説した本です。

特に

  • 数学苦手だけどGTOを学びたい人
  • 理屈がわかって納得できないと先に進めないタイプの人

はぴったりの本だと思います。
 

強いて言うなら「PLAY OPTIMAL POKER」はGTOの中でも比較的戦略が単純なリバーでのアクションにフォーカスしたものです。

GTOによるフロップやターンのアクションの仕方については別の本で学ぶ必要がありそうです。
 

とはいえリバーにフォーカスしてるからこそここまでわかりやすい解説が可能なのだと思いますし、リバーのアクションはEVに大きく影響するので読む価値は非常に大きいと思います。
 

以上、「PLAY OPTIMAL POKER」のレビューでした。

Play Optimal Poker: Practical Game Theory for Every Poker Player (English Edition)