どうも。deathです。
最近こんな記事を書いたんですが、ハンドレビューをしていて、自分が嫌になるくらいバリューベットが下手すぎるハンドがたくさんありました。
つまり自分のバリューベットの下手さ加減を痛感したわけです。
そしてコーリングステーションが結構いてブラフがあまり有効でないオンラインのマイクロステークスでは、バリューベットが死ぬほど重要になります。
うさぎさんもこのnoteでそう言ってます。
また私は2NLをクラッシュするためにバンクロールチャレンジですごいスピードで2NLをクラッシュしたチャーリーをかなり参考にしてます。
チャーリーの特徴的なプレイとして、
「オーバーアグレッシブにブラフでダブルバレルを打ちまくる」
というのがあるので、このチャーリーの2NLでのバンクロールチャレンジ中のブラフでのダブルバレルがどれくらい利益を出してるのかを興味本位で調べてみました。
その結果衝撃の事実が発覚しました。
なんとチャーリーのブラフでのダブルバレルはほとんど利益が出ていませんでした。(ダブルバレルの中でもブラフで打ってるときだけを測定したので当然っちゃ当然かもだけど)
そこで自分のブラフでのダブルバレルの利益も同じように調べてみました。
その結果…
なんと私のブラフでのダブルバレルはチャーリーのブラフダブルバレルよりも普通に利益が出てたんです!
※チャーリーはダブルバレルの金額がほぼ80%Pot固定で私は平均55%Pot、で2NLのプレイヤーはあまりベットサイズ気にせずコールしてくるのでチャーリーはコールされたときの損失が大きすぎて結果私の方が利益出てたって感じです
ということはつまり…
なのにチャーリーの方が圧倒的に勝ってるってことはバリューベットの上手さの差が相当あるってこと。
課題はブラフよりもバリューベットの方だった。
— death (@iburein) 2019年10月22日
そうです。
チャーリーはブラフ上手いけど2NLに限ってはあまりブラフでは利益が出せてません。
なのにチャーリーが圧倒的に2NL勝ててる理由はバリューベットが上手すぎるから。
ブラフで負けた金額以上の圧倒的な利益をバリューベットで出してるからです。
チャーリーのダブルバレルと自分のダブルバレルを分析したことではっきりわかりました。
2NLではブラフで稼ぐよりもバリューで稼ぐ方が圧倒的に大事だということが。(当たり前w)
しかしこのバリューベットというのがこの記事に書いた通り、言うほど簡単じゃないんですね。
ブログ更新「バリューベットが下手すぎて悔しくて死にたくなったハンド集」https://t.co/vzeURRyovY
この記事を読むと最近私がプレイ:座学比を0:10にした理由がわかりますw
バリューベットって簡単なようでクソむずい。強いハンド持ってる時に強くベットしてりゃあいいってもんじゃないからね。
— death (@iburein) 2019年10月29日
Contents
バリューベットの本質
バリューベットの本質はハンドリーディングだと思います。
- 相手のハンドを読む
- そのハンドがコールするギリギリの金額をベットする
ハンドリーディングして相手のハンドを読んで、そのハンドがコールするギリギリの金額をベットすることでマックスバリューが取れます。
つまりハンドリーディングが下手な人はバリューベットが下手です。
チャーリーはハンドリーディングが上手いから相手のハンドがコールするギリギリの金額をちょうどよくベットできる。
もちろんチャーリーだって透視能力があるわけじゃないから時々失敗しますが、状況によってはかなり正確に相手のハンドを予測してマックスバリューを取るためのバリューベットが打てます。
だからチャーリーのバリューベットは私のバリューベットよりも圧倒的に大きな利益を稼げてるんです。
ちなみにチャーリーと同じく2NLをクラッシュしてるバクロールチャレンジ動画を上げてるZEROSもバリューベットが半端なく上手いです。
ZEROSのバリューベットえげつないからね。
・AA vs KJで2betpotなのにフロップレイズ、ターンポット、リバーポットオーバーでオールインまで行く
・QJでUTGに3bet、フロップトリップスできてハーフのCB、ターンのAで大きめのダブルバレル打ってAのペアにレイズオールインさせてマックスバリュー
— death (@iburein) 2019年10月31日
強い人はみんな共通してバリューベットが上手いんです。
というか強い=ハンドリーディングが上手いからバリューベットが上手いんですね。
バリューベット上達のためにはハンドリーディング力を鍛えるべき
つまり、バリューベットを上達させるにはハンドリーディング力を鍛える必要があります。
ハンドリーディングってブラフするときに重要なスキルだと思われがちですが、実はむしろバリューベットするときにこそめちゃめちゃ重要なんですね。
上級者のバリューベット「相手のハンドはこれぐらいのレンジだからこれぐらいのサイズのベット額にはコールしてくれるはず。」
初心者のバリューベット「強いから大きく打とう。弱いから小さく打とう」
えせ中級者のバリューベット「強いけど強く打つと強いのバレるからチェックしよう…。」
利益は
上級者のバリューベット>>>>初心者のバリューベット>>えせ中級者のバリューベット
って感じですね笑
はい、えせ中級者とは私のことですw
中途半端に戦略を練ってバリューベットが中途半端になるくらいなら初心者みたいに強いときは大きく、弱いときは小さく打ってた方が利益的だと思います。
チャーリーもよく「Big hand, bet big!」って言ってますし。
しかしさすがにいつまでも強いときは大きく、弱いときは小さく打つだけじゃあポーカープレイヤーとしてつまんないですね。
真のポーカープレイヤーなら相手のハンドをテクニカルに予想してハンドごとにマックスバリューを取りに行きたいです。
で、じゃあハンドリーディング力ってどうやって鍛えればいいのか?
私が考えた方法はこうです。
スノウィーをハンドリーディング力を鍛えるために使う
一般的にスノトレといえばスノウィーのプレイを暗記することで標準的なプレイをできるようにするためにやる人が多いと思います。
もちろんそれもスノウィーを使うメリットとしてありますが、私はそれよりもスノウィーをハンドリーディング力を鍛えるために使おうと思ってます。
オンラインポーカーの実戦だとタイムバンクがあって制限時間内にアクションを決めなきゃいけなくてあまりじっくり相手のハンドを読む時間はありません。
でもスノウィーならいくらでも考える時間があります。
これを利用するわけです。
つまりスノウィーを使って
1ハンド1ハンド相手のハンドレンジをちゃんと推測しながらプレイする練習をする
ってことですね。
たとえば
A82rで相手がチェックしたら強いAやセット、ツーペアはない、とか。
Th9h7cで相手がベットしたらツーペア+、JJ+、Tか9のペア or ドロー、とか。
AKでBB相手にKsTs7hでベットしてコールされたら相手のレンジにはキッカー弱いKx,Tx,7x,QJやJ9,98,フラドロなど、バリュー取れるハンドがたくさんあるなー
とか。
こういうのを毎ハンド毎ハンド、各ストリート毎に考える癖をつける。
難しいときはFlopzillaを使います。
例)AcKc持ちでJh9c7cでCBがコールされてターンにTdが落ちたときの相手の強すぎるレンジw
トップペア+が70%
ミドルペア+、フラドロ、OESD+だと90%
スノウィーとFlopzilla併用するとかなりハンドリーディング力鍛えられそうですね。(めんどくさいのでFlopzillaはあまり使ってないけどw)
ついでにスノウィーのCB戦略を覚える
スノウィーのスコア最高記録出ました^^ pic.twitter.com/cU0mR8S4FH
— death (@iburein) 2019年10月30日
そしてスノウィーのスノウィーらしい使い方として、スノウィーのアクションを覚えるということもちろんします。
最近スノトレしまくっててわかったんですが、特にスノウィーは3BETポットでのCB戦略がかなりポラライズされてて強いです。
あとSBのCBも全レンジチェックしてチェックレイズ多用したり、あえてコールできるハンドをたくさんチェックレンジに残すことでブラフしすぎる人に対してかなり強かったり。
AdJs7s SB vs BB スノウィーのSBのCB戦略
レンジ全体(83%)で25%CB
これ実はチェックレンジの方が強くて、ポットサイズのBMCB打たれても85%コールできてしかもそのレンジにAK,AQ,スペードのあるJ,Aハイフラドロとかが多くてめっちゃ強い。
だからスノウィーがチェックしたからってブラフできない pic.twitter.com/kcaEPAx9X4
— death (@iburein) 2019年10月29日
スノウィーのCB戦略を覚えるメリットはかなりありそうだと感じてるので、ハンドリーディング力を鍛えるのと同時にやります。
全部正確に覚えるのはもちろん無理ですが、ある程度どういうボードでどういう系のハンドでCBを打つのか、チェックするのかのパターンを掴んで、どんなフロップでもある程度応用できるようにしたいですね。
苦手&頻度の高いポジションの強化
そしてスノトレには実はもう一つ大きなメリットがあります。
それはポジションを固定して一つのポジションを集中してトレーニングできること。
これは不器用な私にはかなり大きなメリットですw
特にSB・BB・BTN・CO。
これらのポジションは参加頻度が高いこともありますし、3betが頻発しやすいのもあります。
実は私は最近ホールデムマネージャーで負けてるハンドを分析していて、3betポットのポストフロップが苦手というリークを発見しました。
このリークを改善するためにも、ポジションを固定できるスノトレはめちゃめちゃ効率良いと思います。
OOPで3betしたときの戦い方を覚えたいならSBかBBに固定すればいいですし、3betされた側をトレーニングしたいならBTNやCOをやればOKですからね。
そしてこれらのポジションのプレイ頻度の高さ、3betポットのポットの大きさを考えると、このリークを潰したら相当ウィンレートが改善するはずです。
判断スピードを上げる
私がスノトレする最後の理由がこれ。

このハンドは前回記事に書きましたが、プレイ中にパニくってどうプレイしていいのかわからなくなったハンドです。
そしてナッツなのにターン、リバーと2回チェックしてバリューを逃しました。
プレイ中に最適なアクションが考えつかなかったことも痛いですが、それ以上に長考したことで相手にスロープレイしてることがバレていたことが痛いです。
判断スピードが遅いと長考したせいでタイミングテルでハンドの強さが相手にバレてしまうことがあります。
それで悔しい想いをしたのが、私がスノトレ鬼修行をしようと思ったきっかけでもあります。
ってことでスノトレ10万ハンドやることで常に相手のハンドを読みながら最適なアクションをできるだけ素早く考える訓練をしたいと思います。
2NLクラッシュ予告
スノトレ10万ハンド鬼修行によりどこまでポーカースキルを上げれるかはわかりませんが、10万ハンドやるからにはそれ相応にレベルアップしたいです。
2NLなら余裕でクラッシュ(10bb/100以上)できて、5NLとか10NLとかも割とすぐクラッシュできるレベルにしてしまいたいと思ってます。
来年の6~7月ぐらいには海外に行ってライブカジノをやる予定なのでできればそれまでに25NLまで行きたいんですが、それまであまり時間がないですからね。
またその様子を動画に撮って時々上げていくので参考にしたい人は見てください。