スロープレイしてバリュー取り逃したハンド集

最近2NLでプレイしたハンドのレビューをしていて一番大きなリークになってたのがスロープレイしてバリューを取り逃すミス。

これがかなりの損失になってることがわかったので、二度と同じミスをしないよう、記事を書くことにしました。

一応スロープレイした方が有効な場面もあると思いますが、良くない結果になることが多いですね。

スロープレイでバリュー取り逃したハンド例

1. フロップストレート vs オーバーペア＋オープンエンド

推定損失額：250BB
 

アクション

フロップの時点でAT主張してベットしてればレイズ合戦になってワンチャンフロップオールインまで持っていけた。

またはフロップベットしてレイズされたらジャスコしてターンで相手のベットをレイズ。

ウェットボードではツーペアやコンボドローなど、レイズにコールできるハンドが多いのでナッツ持ってるならがっつりバリューを取りに行くべき。

2. ナッツストレート vs ツーペア

推定損失額：75BB
 

アクション

ターンミニレイズされたときに3倍くらいにリレイズしてリバーフラドロ滑りを装ってオールインすればワンチャンコールもらえたかも。

ストレートできたときにレイズされたら喜んでリレイズすべきなのにハンドの強さ隠さなきゃと思ってついコール止めしちゃう癖捨てたい。

3. フルハウス vs KK

推定損失額：62BB
 

アクション

ターンのベット額が大きく、相手の残りスタック的にリバーでオールインしてくれる、またはこちらのオールインにコールしてくれそうだった。

しかしリバーにQが落ちたことで相手のアクションを消してしまった。

こっちからオールインしたらコールもらえたかもしれないけど降りられる可能性高い。
 

実際このボードはリバーにA・6・2・Qと相手のアクション消しちゃうカードが多い。

スロープレイしないでターンで相手がでかいベットを打ったタイミング、またはフロップでレイズするべきだった。

4. フルハウス vs TP

推定損失額：10BB
 

アクション

ボード的にターンのブランクはチェックアラウンドになりやすいので自分からベットすべきだった。

ターンでポット大きくしておけばリバーでもっとバリュー取れた。

5. Kのトリップス vs QQ

推定損失額：50BB
 

アクション

相手の残りスタック的にターンでハーフくらい打っておけばリバーでオールイン要求のベットができて相手がオールインしてくれたかも。

ターンチェックしたからリバーコールもらえたって可能性もあるけど、相手のスタックを考えたらターンでベットした方がよかった。

6. ナッツストレート vs 下スト

推定損失額：81BB
 

アクション

ナッツストレートを持ってるときは常に下ストからマックスバリューを取ることを考えなきゃいけなかった。

そのためにはターンで大きくレイズしてリバーオールインしかなかった。

ツーペアや下ストとレイズにコールしてくれそうなハンドがあるときにスロープレイは絶対ダメ。

7. フルハウス vs 不明（たぶんオーバーペア）

推定損失額：69BB

アクション

相手は3BetしててKK,QQなどのオーバーペア、またはAJなどの強いハンドを持ってそうな状況でのセットはおいしい、はずだった。スロープレイしなければ。

フロップでハーフ打たれた時点で３倍くらいにレイズしてターン、リバーと大きく打てばスタックできる可能性が全然あったのにもったいない。

それにターンチェックされてインポジションでチェックバックするとか論外。

ちゃんと3betした相手のハンドレンジを考えてプレイしてればこうはならなかった。

8. AK vs AQ

推定損失額：46BB
 

アクション

フロップチェックしたハンドはAQのスローまたはAK警戒か、88-JJ。

ターンでベットしてもどうせJJ以下のハンドはベット額に関係なくほぼ降りるので気にせず、AQに向けてマックスバリューを取るためのベットをすべきだった。

ターンでPotベット、リバーで1$くらい打ってもたぶんコールもらえた。

スロープレイによる損失額は大きい

見て分かる通り、スロープレイをしてなかったら取れていたであろう金額を見るとかなり大きいです。

めっちゃ反省＾＾；

ポーカーで一番利益が稼げるのはビッグハンド同士のぶつかりあいに勝ったときですが、スロープレイすることでその機会を逃すのは非常にもったいないですし、大きなリークになると思います。

スロープレイするかしないかの判断は難しいですが、基本的にはしない方がいい場面が多いので迷ったらファストプレイを選択した方がいいと思います。