2NLクラッシュしたレベルの人がマニラでポーカーしたらどれくらい勝てるのか、ということで実際に行ってきた結果と感想をブログに書いてましたが、最後に8日間すべての結果をまとめます。
結論から言うと普通に負けました。
悔しいです。
なぜ負けたのか、反省点と今後の課題を書きたいと思います。
日にち | 収支(ペソ) | プレイ時間(h) |
---|---|---|
1日目 | +10,535 | 10 |
2日目 | -11,050 | 12 |
3日目 | -14,400 | 14 |
4日目 | -3,025 | 12 |
5日目 | +16,450 | 12 |
6日目 | -1,145 | 14.25 |
7日目 | -20,950 | 11 |
8日目 | -525 | 8 |
合計 | -24,110 | 93 |
総計。
総収支 | -24,110ペソ(52,360円) |
---|---|
総プレイ時間 | 93時間(1日平均11.6時間) |
時給 | -259ペソ(562円) |
記事の一番下に各日のブログへのリンク貼ってます。
負けた要因と反省点
①4万ペソ勝ってビッグスタックになったときに調子乗って糞ブラフしまくって5万ペソばら撒いたこと
今回のマニラポーカー旅行で負けた一番の原因はこれ。
この日シャークが多いテーブルに座ってたにもかかわらず、ラッキーでスタックが3倍に増えました。
ここで利確するかテーブル移動するか、そのままプレイするにしてももっと冷静にプレイしていれば、4万ペソの勝ちをばら撒かずに済んでマニラの総収支もプラスにできてたはずです。
しかしオンラインでもやってしまう悪い癖、勝ってるときに調子乗ってブラフしすぎる勝者のティルトにより、おおよそ5万ペソもばら撒いてしまいました。
マニラでポーカー6日目~ラッキーで+4万までいったのに糞ブラフしまくって自滅した最悪な日
日本語には「勝って兜の緒を締めよ」という格言がありますが、私にとってこれが一番大事だなと思いました。
これができないなら勝ってるときは常に利確すべきだと思いますけど、利確とかしたくないのでメンタル鍛えます。
②オールインすべき状況で普通にベットしてしまったがために3万ペソ取り逃したこと
マニラ最終日、一番悔やまれるプレイがこれ。
上スト vs 下ストで自分も相手も200bb超えのビッグスタック。
超おいしい状況だったにもかかわらず、ターンでオールインせずに普通にベットしてしまったことでリバーでフルハウスとフラッシュを完成させる一番最悪なカードが落ちてしまい、バリューを取り損ねました。
それも3万ペソの超ビッグバリューを。
ここでオールインしてればマニラの総収支ギリギリプラスにできてました。
マニラでポーカー8日目 ~3万ペソのオールインができずに死ぬほど後悔した~
これはオンラインでもよくやってるミスです。
これができるかできないかでウィンレートは大きく変わると思います。
もうこのミスは二度としないよう、オンラインで日ごろからしっかり意識していきたいと思います。
③シャークが多いテーブルに座ってるときにすぐにテーブル移動しなかったこと
次にライブ特有の話ですが、テーブルにシャークが多いときの対応ですね。
基本的にシャークが多いテーブルでは期待値マイナスになって徐々にお金が減っていく状態になります。
その状況にいるのにいつまでもテーブル移動せずにプレイを続けてしまったので負けを抑えられませんでした。
まぁ別テーブルにもシャークが結構いたので移動しにくかったのもあるんですが、一つ下のステークスのテーブルに移動する、または別のカジノに行くという選択もありました。
今回はライブ経験が少なかったので仕方ないとして、次回ライブをやるときはもう少しテーブル状況を見て早めの判断を心がけたいと思います。
④シャークによるエクスプロイトプレイに対応できなかったこと
今回のマニラ旅行で結構シャークにエクスプロイトプレイをされました。
私のレイズや3betに絶対降りず、ポストフロップでブラフでポット取りに来る人が多かったです。
または私のレイズにアイソレイト目的で3betしてくる人もいました。
特によく記憶に残ってるのがペアボードやローボード、ミドルコネクトボードなどのオリジナルに不利なボードでそういう相手にコールされたときにほとんどのポットを取られたこと。
こういうボードでこちらがCBを打つとレイズするし、チェックすると必ずBMCBを打ってくるんですが、それをされただけで私は何もできずにフォールドするしかありませんでした。
つまりCBにはレイズ、チェックにはベットという超単純な戦略に負けてしまったのです。
この戦略、単純だけど強いなとやられてわかりました。
じゃあどうすればいいかというと高頻度にチェックレイズすればいいんですけどシャークならチェックレイズにも適切に対応してきそうで怖いですね。
特にOOPでのこういうボードの戦い方はしっかり勉強してシャークのアグレッションに適切に対応できるようにしたいです。
⑤タイトでストレイトフォワードなプレイをしていて、わかりやすすぎてシャークのターゲットになりやすかったこと
次に上記のように、シャークにエクスプロイトプレイをされた原因がこれです。
タイトでストレイトフォワード(正直)なプレイスタイルだったのでシャークに狙われやすかったんだと思います。
自分がシャークだったら確かにそういう人狙いたくなりますからね。
一度テーブルで長時間同卓してたアメリカ人のおじいちゃんに
「I can count on his bet, because when he bet, he has something. But other player’s, I can’t trust, especially him!」
(彼のベットは信用できる。彼がベットしたとくは何か持ってるときだかから。でも他の人のベットは信用できない。特にあいつ!)
って言われて「あー。そんなわかりやすかったかー。」とちょっと落ち込みました。
私は基本タイトパッシブで当たってないときに無理してブラフして降ろしに行くよりはショウダウンバリューあるハンドでチェックダウンしたり、ショウダウンバリューないハンドは諦めることが多かったです。
相手がタイトだとわかってたら多少ブラフしますが。
だからチェックしたときは諦めてて何も持ってないか、弱いペアやAハイを持ってることが多く、それが相手にバレバレだった感じですね。
そしてタイトでブラフに割と簡単に降りてくれるからシャークからすると格好の餌になってた。
対しておじいちゃんが「especially him!」って言った人は本当にエニツーで何でもブラフする人で完全に予測不能でした。
トリプルバレルで相手降ろして53o見せたり、94o見せたりしてたのでw
さすがにそこまでしないまでも、もっとブラフしたり、チェックレンジ強めたりしてわかりにくいプレイをしなきゃダメだと痛感しました。
シャークのターゲットにされちゃうとどんどんチップが減っていきますからね。
⑥リンプが多いテーブルでレイズすべきハンドでレイズせずにオーバーリンプばかりしてしまったこと
次にリンプが多くて、レイズする人が少ないテーブルに座ったとき。
こういうテーブルではリンプをレイズで罰する人がいないので、オープンリンプやオーバーリンプしやすいです。
でもリンプが利益的かというとそうではない。
こういうテーブルでも基本的にはレイズした方が利益的だと思います。
まず第一にリンプとレイズでハンドを分けてしまうとレイズしたときにハンドが読まれやすくなりますし、レイズした方がポストフロップで強いハンドを主張してブラフで相手を降ろしやすい。
相手がレイズにまったく降りず、レイズしても大人数のマルチウェイになっちゃう場合はさすがにレイズする意味あまりないですが、そういうときは一人しかコールしないぐらい大きいサイズにレイズすればいい。
リンプしてハンドが当たればGO!みたいな的当てゲームも自分ナッツの時に取れる金額>自分セカンドナッツのときに取られる金額ならプラスにできますが、実際やってみてあまりにハンド当たらな過ぎてリンプの無意味さを思い知りました。
1日中リンプ合戦に参加してても、ストレートやフラッシュはほとんどできないし、できたとしてもバリューがないことがほとんどで思ったより全然稼げなかったです。
やはりリンプよりレイズした方が確実に勝てますね。
⑦相手を見てエクスプロイトするプレイがあまりできなかったこと
最後にライブで勝ちたいなら絶対やるべきこと。
相手に合わせたエクスプロイトプレイ。
これができる人は稼げて、できない人はあまり稼げない。
私はオンラインではキャッシュはやらずにZOOMしかやってなくて相手に合わせたエクスプロイトプレイをする練習をほとんどしてなかったこともあり、あまりできませんでした。
だから大きく稼げず、ちょっと下振れただけで負ける結果になってしまったんだと思います。
強いて言うならアグレッシブな相手にブラフキャッチ多めにしたりチェックコールでハメるとかはやりましたが、タイトな相手にブラフをたくさんするなど、もっと積極的なエクスプロイトをすべきでした。
普段やってないことはできないのでこれは練習するしかないですね。
今後の課題
ってことでマニラのライブポーカーをやってわかった今後の課題がこれ。
1. フロップでのチェックレイズやダブルバレルにレイズするなどのプレイのレパートリーを増やしてシャークのアグレッションに対応できるようにする
一つはシャークにエクスプロイトされやすいオリジナルに不利なボードでのチェックレイズやダブルバレルにレイズするなどのプレイのレパートリーを増やし、シャークのアグレッションに対応できるようにすること。
今回のマニラ旅行ではシャークにやられっぱなしで悔しかったので絶対身に着けて次戦った時は反撃します。
主にスノウィーやピオソルバーで苦手なボードでの戦略を覚えたいと思います。
2. オンラインのキャッシュゲームをやって相手に合わせてエクスプロイトするプレイを覚える
次に今まではオンラインではZOOMしかやってませんでしたが、キャッシュゲームも時々やって相手に合わせて積極的にエクスプロイトするプレイを覚えたいと思います。
特にタイトなプレイヤーに対するエクスプロイトやフィッシュに対するエクスプロイトを覚えたいです。
3. チェックレンジを強くする&ダブルバレルブラフを増やすなどしてプレイをわかりにくくする
最後に私がシャークに狙われる原因になったわかりやすすぎるタイトでストレイトフォワードなプレイ。
これをわかりにくくするためにダブルバレル以上のブラフを増やす&チェックレンジを強くしたいです。
フロップでのチェックレイズやダブルバレルにレイズなどのプレイのレパートリーも増やして、素直でわかりやすくて狙いたくなるプレイヤーではなく、予測しにくくやっかいであまり戦いたくないプレイヤーを目指したいと思います。
マニラ旅行各記事へのリンク
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